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  • C223

songreen070

日本における四季。

春夏秋冬。

それぞれの良さ、それぞれの味覚、それぞれの世界。

それぞれの色。


出逢いや別離、人生に新しい風を吹かせる始まりの季節、春。


心が開放的に、そしてどこか胸にざわめきを覚える季節、夏。


モノクロと彩りの狭間で、世界が再生の準備をする季節、秋。


冷たい空気と悴む心が、世界の温もりを認識させる季節、冬。


僕はそんなイメージです。


先月、行ったコラボ個展の期間中に在廊しながら絵を描いていました。

あえて下書きなどはせずに、一発描きで、思いのままに。

勢いのままに。

頭に広がる線を指先に伝えて。


春、夏、秋、冬。


それぞれの季節の動植物や味覚に囲まれた世界に生きる、

色彩を持つ主人公。

あえて主人公以外には色は塗りませんでした。

だけど、そこには見慣れた色やこれはこの色、と決まった色が見えると思います。


けれど、主人公の色はその人それぞれ見える色が違うと思うんです。

なので、僕なりに感じたその季節を生きている主人公には色をつけました。


春は優しさの中で追い風に身を任せて一歩踏み出そうとしています。

夏は眩しさの中で弾けるような日差しを全身で感じ、今を楽しもうとしています。

秋は思い出の中で様々な人生の1ページを振り返り、心穏やかに時を過ごします。

冬は静けさの中で温もりを感じながら、次なる春をそっと待っています。


そんな僕なりのイメージで描いた日本の四季。

タイトルはそれぞれ


旬 -Spring-

香 -Summer-

愁 -Autumn-

糖 -Winter-


四つ揃って


『旬・香・愁・糖 -Seasons-』


それぞれの季節の旬

それぞれの季節の香り

季節ごとに感じるふとした愁い

季節ごとに味覚だけでなく心までも満たす糖分


日本に生まれ育ったからこそ感じる四季という自然の美しさと食文化。


そして季節は繋がり、また巡る。


もうすぐ暑い暑い夏が本格的にやってきますね。



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